投稿日:2020年5月20日 更新日:2023年8月8日

五月人形 収納について

五月人形、いつしまう?片付ける時期と収納・保管時の4つのポイントを紹介

端午の節句(こどもの日)が終わると、きれいに飾った五月人形もしまわなくてはいけません。とはいえ、忙しい毎日のなか、こどもの日が終わってすぐしまうのは大変ですよね。立派な五月人形を長持ちさせるために、収納方法も気になるところです。この記事では、五月人形をしまうべき時期や収納方法のポイントなどを具体的にご紹介します。

 

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五月人形は5月末までにしまえばOK

ふらここでは、「五月人形はいつまで飾るべきですか?」「しまう時期は決まっていますか?」という質問をよく頂きます。

五月人形をしまう時期に特に決まりはありません。端午の節句(こどもの日)が終わり次第、すぐにしまっても大丈夫です。雛人形のように「しまう時期が遅れるとお嫁に行くのが遅くなる」といった言い伝えも特にありません。一般的には、5月の中旬頃までに五月人形を片付けるご家庭が多いようです。

ただし6月頃まで飾っていると、梅雨で湿度が高くなり五月人形が痛んでしまうことが多いといわれているため、遅くとも5月末にはしまうとよいでしょう。片付ける時期は下記の記事でも触れていますので、よろしければご覧ください。

五月人形はいつから飾っていいの?片付ける時期やふらここのお人形の場合も解説!

 

知っておきたい!五月人形を収納する時のポイント4つ

五月人形をしまう時には、来年も綺麗に飾れるよう丁寧に収納しておきたいものです。ここでは、五月人形を収納する時のポイントを4つご紹介します。

1:収納前に汚れを落とそう

五月人形をしまう前に、まずはほこりやチリなどの汚れをはたきでやさしく落としましょう。ほこりがついたまま収納してしまうと、カビが生える原因になります。鍬形(くわがた)などの金属部分も、サビつきを予防するために柔らかい布でから拭きしておきましょう。

2:収納ケースの「櫃(ひつ)」に収納しよう

五月人形の汚れを落としたら、収納ケースである「櫃(ひつ)」に入れて収納します。

基本的には、購入した際に五月人形が入っていた箱(櫃)に収納します。「収納飾り」の場合は、飾り台の中に五月人形をしまいます。五月人形がガラスケースなどの中にあらかじめ飾られている「ケース飾り」や、五月人形をしまった後の「収納飾り」はそのままでも保管できますが、さらに箱や風呂敷で包むと良い状態のまま保存できるのでおすすめです。

一般的には購入時の箱にしまうタイプの五月人形が多いのですが、箱が増える分保管場所も必要になります。ふらここの兜飾(かぶとかざり)はほぼ全ての商品が収納タイプ(収納飾り)なので、余分な箱が必要なくコンパクトに収納できます。

※収納飾り・・・飾り台がそのまま収納箱(櫃)になるタイプの五月人形。使わない間は飾り台の中に人形や兜を収納できるため、保管場所が少なくて済むというメリットがあります。

3:防虫剤・調湿剤は人形用のものを使用しよう

収納の際、防虫剤や調湿剤を箱の中に入れる人もいますが、その場合は衣類用のものではなく人形用の防虫剤・調湿剤を使いましょう。衣類用のものを使うと、木の水分が飛びすぎて割れるなど五月人形を痛めてしまう可能性があります。人形用の防虫剤・調湿剤は市販されており、通信販売などでも購入できます。

また、防虫剤と調湿剤は併用しても問題ありませんが、混ざってしまうと化学反応が起こり、かえって人形を痛めてしまう可能性があります。一緒の箱に入れる場合は、混ざらないよう必ず離れた場所に入れるように注意しましょう。

4:物置はNG!?収納場所は押し入れ上段がおすすめ

櫃に人形を収納したら、来年の端午の節句(こどもの日)まで長期保管できる場所にしまいます。お勧めの収納場所は、家の押し入れの上段です。

五月人形の大敵である「カビ」「サビ」「割れ」を防ぐため、収納場所は

・風通しが良い
・湿気が少ない
・寒暖差が無い
・直射日光が当たらない

この4つの条件を満たしている場所が望ましいといわれています。櫃が大きいと物置に収納してしまいがちですが、物置は上記の条件を満たしていないため、あまりお勧めできません。押し入れにしまえない場合は、上記の条件を満たす場所を探して収納するようにしましょう。

ふらここの五月人形は箱付きでコンパクトに収納可能!

ふらここの五月人形はコンパクトサイズのものが多いため、収納場所が確保しやすくしまいやすいといえるでしょう。また、収納タイプではない兜飾には櫃箱が、櫃箱のない大将飾や鎧飾には桐箱(きりばこ)が付属しており、しまう箱に困ることもありません。

ふらここの五月人形はしまいやすいため、あとは上記の4つの条件を満たす場所をしっかりと探して保管しましょう。保管場所に特に気を付けておけば、きっと来年もきれいな五月人形を飾れるでしょう。

しっかり収納して、来年もきれいな五月人形でお祝いを!

五月人形をしまうタイミングに決まりはありませんが、梅雨の湿気で五月人形が悪くならないよう、5月末にはしまっておくようにしましょう。しまう際にはあらかじめ五月人形の汚れを落とし、櫃に入れ、人形用の調湿剤などを使って家の押し入れの上段に収納するのがおすすめです。ふらここの五月人形なら、コンパクトなものが多く収納場所にも困りません。1年に1度の行事だからこそ、来年もきれいな五月人形で祝えるようしっかりと収納しておきましょう。

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この記事の監修者
代表取締役 原 英洋

1963年東京生まれ。祖父:原米洲(人間国宝)、母:原孝洲(女流人形師)。慶応義塾大学経済学部卒業後、大手出版社・集英社に入社。1987年父親の急逝により、家業である人形専門店に入社。1988年専務取締役就任。2008年に独立して株式会社ふらここを創業。女性活躍推進活動に注力し、2015年に経済産業省『ダイバーシティ経営企業100選』の認定を受ける。
スタッフ全員に光をあてたチーム体制を大切にし、人形業界全体の再興を見据え、「お客様に望まれる商品が多く作られるようになれば、業界も元気が出てくる。その先駆けになるものづくりを進める」ことをモットーとし、日本の美しい文化を次世代に伝えていくことをミッションとする。

代表取締役 原 英洋